令和7年度 支部運営方針

1 支部運営方針の基本
(1) 伝統のJARL渡島檜山支部のこれまでの活動を引継ぎ、支部大会にて、会員に活動報告と、活動方針を説明する機会を設け、支部としての責任を持った運営を行う。
(2) 現にアマチュア無線を楽しんでいる方が、より一層楽しめるような研修会や懇親会などのイベントを企画する。
(3) 新しくアマチュア無線に出合う方、またその昔にアマチュア無線を楽しんでいた方が、アマチュア無線の楽しさを得ることができるようなイベントを企画し、渡島檜山支部のアクティビティーが上がるような、JARL会員が増えるような活動を行う。マスコミなども活用して、これからアマチュア無線に出合うであろう方との縁を積極的に作っていく。
(4) アマチュア無線の社会貢献に鑑み、関係機関・自治体町内会と連携した非常通信体制の整備に努める。
(5)会計について、特別会計については、JARLの基本方針に基づき、一般会計に繰り入れた。予算は、可能な限り、個人に還元するのではなく、支部運営、会員の増強に使っていきたい。会計については、いつでも公開に応じることができる姿勢とする。交通費については、他支部の情報を集め、可能であれば考慮していきたい。また、事業におけるスタッフの飲み物、弁当(上限を決めて)なども、考慮していく。

2 具体的な活動内容(既存の事業、再開事業)
(1) 支部大会・ハムの集いについて 9月14日(日)に昨年と同じく、北斗市農業振興センターの実施を計画している。ハムの集いに置いては、北海道総合通信局の方に、電波監視、市場に出回っている電波を使った商品の電波特性などの話を予定している。 また、抽選については、ハンディトランシーバーとし、対象をJARL会員であり(今回改定)、実際に使っていただける方としたい。
(2) 青少年のための科学の祭典について  昨年に引き続き、参加していく方向性である。一方期日、予算などもはっきりしていないため、実際参加できるかどうかは、状況をみて判断したい。昨年のFMラジオはとても好評であったので、続けたい思いがあるが、値上がりしており、工夫が必要である。また、若手の指導者の養成も行っていく。
(3) フォックスハンティングについて   今年度6月に試行的に復活させたい。会員の平均高齢化などもあり、走り回るなどの状況がきついこともあり、範囲を狭めるなど工夫していく。競技終了後、焼肉懇親会をしていきたい。一度実施してみて、その反省を元に、次年度以降の方向性を出す。
(4) ロールコールについて   数年続いている事業であり、今後も継続する。開催日程は、毎月の第一土曜日の午後8時を崩さないこととしたい。 キー局については、役員、会員を含めて、できるだけ多くの人に経験していただくよう配慮する。また、お話が苦手という方に対しては、「チェックインのみも歓迎」ということを最初にアナウンスすることとしたい。
(5) 非常通信伝達訓練について   2mのシンプレックス、そして、レピータ利用については、管理団体とも連携を図り、利用できる状態になっている。北斗市の本庁舎、分庁舎にアマチュア無線のためのグランドプレーンが設置されていることから、災害合同訓練などに使わせていただくことで、北斗市にとっても支部にとっても有効活用と考える。また、函館市とも災害時に必要に応じて、協力体制をとることができる事を確認した。北斗市、七飯町も含めて、訓練に案内するなど、先方の負担にならないよう連携を取っていきたい。 また、非常通信ボランティアの活動は、アマチュア無線の社会奉仕という観点からも大切であると考える。災害時、「協力できる方が協力できる範囲で」と原則としながらも、研修も行い、危機意識を持てるようにしていきたい。
(6) 支部コンテストについて   「48時間は長い(他コンテストはほとんどが24時間以内)」という反省に基づき、9月6日(土)21:00~7日(日)21:00までの実施としたい。集中して参加できるようにすると共に、PR活動を行い、参加者を確保していきたい。 また、ルールについて、参加部門を全シングルバンドとマルチから、HF、V・UHF(VUのシングルもあり?)、マルチ部門とするなど、見直しも考えたい。
(7) 津軽海峡コンテストについて   従前通り5月10(土)、11日(日)で実施したい。青森県と十分連携しながら計画を立てている。青森県支部とも話し合い、今年度から賞状については、紙で発行することにした。 支部対抗では3年連続して、青森県支部に優勝を譲っている。JARL会員数は會森県支部の方が渡島檜山支部の約2倍となっているが、これまで、6回ほど優勝している。今年度は、渡島檜山支部が優勝し、優勝旗を津軽海峡を渡らせたいと考える。
(8) 青森県支部との交流について   津軽海峡コンテストを始める前年あたり、つまり二十数年前から続いている交流である。それぞれの支部大会の前夜祭及び当日に参加するものである。一時は、かなりの局が行き来していたが、だんだん参加者は、減りつつある。旅費・宿泊費は各自持ちとなることから強制はできないが、伝統の交流について、特段の配慮をお願いしていく。
(9) アマチュア無線に関する講座について   昨年はビギナーズセミナーと言う形で、実施した。新しい方、これから、アマチュア無線をやろうとする方を対象とするもの、また、私たち自身が、より深くアマチュア無線を楽しむためということもあり、新しいデジタル通信方式、電子QSL、コンテスト集計の電子化、高い周波数での運用、アンテナの製作、また伝統的なモールス通信など、授業は有のではないかと思う。ミニ講習会も含めて、随時検討していきたい。
(10) 支部報について   支部大会に合わせて発行したい。反省の冒頭に述べたが、普段あまり電波を出していないという方にとっては、支部報は、唯一、会員と支部がつながる情報である。今年度も内容を工夫し、発行していきたい。支部報については、ダウンロード、郵送のいずれも選択できるようにし、全ての会員に情報が届くようにしたい。
(11) モールス講習会について   通信士の街函館を持つ渡島檜山支部にとっては、かつてはモールス通信がとても盛んな支部であった。このことを受けて支部では二十年以上前から、支部主催、支部共催によるモールス講習会を開催してきた。本年度も支部事業に位置付け、冬季に講習を実施したい。令和6年度は、ZOOMで行ったが、支部会員の参加動向なども把握し、後日検討していきたい。
(12) 監査指導について   ガイダンス局の運用を始め、日常もワッチし、コールサインの送出などを呼び掛けていき、クリーンなアマチュアバンドを目指す。オーバーパワーなどにも監視の目を向けていきたい。また、正しい運用などについて、随時呼びかけていく。 また、バンド内の不審な局については、情報を収集し、必要に応じて、総合通信局などとも連携をしていく。
(13) 講習会への支援   講習会スタッフと連携をしながら、講習会の実施に協力していく。また、開局の相談、ビギナーズセミナーなど必要に応じて開催していきたい。 アマチュア無線の社会貢献に結び付けながら、災害時の通信体制をより強固なものにするため、モデル地区を設けながら、町会・自治会などに団体での免許取得などを促し、その活用の基盤づくりを進めたい。

3 新規事業、再開させたいと考えている事業
(1) フォックスハンティング   既に述べた通り
(2) 特別局の運用   特別局は、支部の様々な観光や事業などのPRになる一方、無線仲間が集い、通信技術の向上を図ることではとてもいい機会となる。また、体験運用などの機会としていきたい。これまで定期的に回って来た8J8CLNは令和5年をもって終了した。   今年度は、北海道新幹線が開業10周年を迎えることから令和8年1月から3月まで特別局「8J8H5K」を計画中である。一方特別局開設審査が厳しくなっていることから、今の段階で確定事項とは言えない状況である。
(3) 体験運用のための公開運用 (2)でも触れたが、アマチュア局の体験運用の機会を、子どもたちが比較的参加しやすい夏休み・冬休みに設けていきたい。
(4) 行政と連携した非常通信訓練・研修 既に述べたが、北斗市との連携、また、無線施設の見学や、救命体験など、様々な観点から研修できる場を作っていきたい。
※地域クラブの再生にも取り組みたいが、なかなか難しいところもあり、長期展望で考えていきたい。

4 一社員として考えていること。
(1) 会員増強に向けて   「カード転送のために入会する」だけではなく、JARLの意義、そして地方本部・各支部がある意義を会員、その他入会を考えている方に発信し、会員数の維持、および増強を図っていく。
(2) JARLの動きに注目していく。 昨年、社員メーリングリストが創設され、理事や全国の社員・支部長に直接思いを伝えられるようになった。さらに、JNや理事会報告、また地方本部会議などの情報に目を通し、会員に情報を提供するとともに、会員の意見を広く聞き、必要と判断する事項については、社員メーリングリスト及び社員総会に上程していく。

5 今後の推進日程について
4月5日(土) 定例ロールコール(キー局JE8MXZ)
4月6日(日) 第1回役員会 13:00 亀田交流プラザ 小会議室4
5月3日(土) 定例ロールコール(キー局JA8VKV)
5月10日(土) 第23回海峡コンテスト(~11日) 青森県支部と共催
6月7日(土) 定例ロールコール(キー局JM8RWB)
6月8日(日) フォックスハンティング大会・懇親会 10:00 四季の杜公園予定
6月15日(日) フォックスハンティング大会・懇親会(予備日)
6月20日(金) 北海道ハムフェア特別局運用(~29日)
6月22日(日) 社員総会(支部長出席)
6月28日(土) 北海道コンテスト(~29日) 北海道地方本部事業
6月28日(土) 北海道ハムフェア特別局公開運用~29日メモリアルシップ摩周丸
7月5日(土) 第2回役員会
7月5日(土) 定例ロールコール
7月6日(日) 非常通信伝達訓練・救命講習会 基地局・講習会場所は選定中
7月21日(月) アマチュアガイダンス局運用~9月13日
8月2日(土) 定例ロールコール
8月3日(日) アマチュア無線体験のための公開運用
8月23日(土) 東京ハムフェア(~24日) 連盟事業
8月24日(日) 青少年のための科学の祭典(日程未確定)
8月31日(日) 渡島檜山支部報発行
9月6日(土) 定例ロールコール
9月6日(土) 第33回渡島檜山支部コンテスト~7日 時間短縮
9月13日(土) 支部大会前夜祭
9月14日(日) 第50回支部大会(北斗市農業振興センター予定)
9月20日(土) 北海道ハムフェア~21日 北海道地方本部事業
9月28日(日) JARL青森県支部大会参加 青森県支部主催 泉野多目的コミュニティ施設(弘前市)
10月 第3回非常通信研修会(伝達訓練) 期日未定 北斗市と連携
10月4日(土) 第3回役員会
10月4日(土) 定例ロールコール
11月1日(土) 定例ロールコール
12月6日(土) 定例ロールコール
12月31日(水)年越しロールコール
1月1日(木) ZOOMによるモールス講習会~3/31
1月1日(木) 北海道新幹線開業10周年記念特別局(未確定) 3/31日まで
1月3日(土) 定例ロールコール
1月10日(土) 第4回役員会 新年会
1月11日(日) アマチュア無線体験のための公開運用
2月1日(日) 支部運営の評価アンケート実施
2月7日(土) 定例ロールコール
3月 北海道新幹線特別局公開運用 新函館北斗駅周辺
3月7日(土) 定例ロールコール
3月23日(日) 第5回役員会
適時 非常通信に備えての機器点検コール
随時 ホームページの管理 メーリングリスト(OHB,及びOHS)の管理 ・メーリングリスト(OHB,及びOHS)の管理
その他、実施の有無・期日未定のものについては、決まった時点で、随時予定に組み入れていく。

6 役員等について 別掲

7 情報発信、情報交流について
(1) 支部からの情報提供について
  原則として、JN、ホームページ、ML、支部報などとするが、できるだけ最新の情報を届けたいことから、希望者にはその都度、届ける体制でいく。
(2) ホームページについて
  JARLからいただいたHPアドレスで運営。JARLから最新会員名簿を取り寄せ、メール、郵送などで知らせる。
   https://www.jarl.com/ohs/
 どのOSからでも見やすいワードプレスなども考慮していく。
(3)メーリングリストについて
  これまで通りの運用とする。OHSについては、受信のみでよければ、jarl.comでの登録も可としたい。
直接役員に伝えるもの、皆さんに伝えるものなど判断の上、活用をお願いします。
また、内容は、アマチュア無線のことであれば、ジャンルを問いません。見る側で取捨選択していただければと思います。
また、登録については、支部のJARL会員とします。

8 今後の見通しについて
・加除修正して、支部運営方針をホームページで知らせていく。
・OHB、OHSの加除をしていきます。(その後は随時お受けします)