非常通信伝達訓練及び報告会について

7月6日(日)渡島檜山支部では、非常通信伝達訓練が行われました。基地局は函館山のふもとの高台にある函館市公民館としました。
 公民館外にアンテナを仮設し、北海道地方本部JH8ZRLで訓練情報を収集しました。基地局オペレータは、JA8WNR JA8VKV
 今回この訓練に参加したのは、8局。各自災害状況を想定して、避難状況や不足している物資。けが人の数などを基地局へ報告しました。
 また、北斗市の防災担当の方も視察に見え、アマチュア無線の有用性について、理解を深めていただきました。
 集合写真は左から、JH8NNW JI8PLY JA8WNR JA8VKV JH8CBH JM8OTS

午後からは会場をサンリフレ函館に移し、報告会を行いました。報告会に先立って、JA8CUH佐藤佳明様、JA8PDG金子紀行様を迎え、北海道南西沖地震の災害とアマチュア無線の関わり、そして汐首に設置されているレピータについての説明がありました。実際の現場を体験した方からの報告に、参加者は、非常通信に対する備えの意識を新たにしていました。
 続いての報告会では、記録を取ったJA8VKV小野田総務幹事より、伝達された訓練情報が発表されました。通信の受け答えに、課題があることなども話し合われました。また、函館近郊でもつながりにくいところもあることが報告されました。災害はいつ、起こるかわかりません。しかし全国を見回すと今も災害が発生している地域があります。日ごろの訓練は、災害発生時には、決して無駄になることはありません。報告会に来た全参加者は、「来年も訓練に参加する。」と力強く答てくれました。
写真左 奥尻の地震での様子を話す佐藤さん(右)
写真左 前列左から JH8CBH JA8PDG JA8CUH JI8PLY 後列左から JA8EJZ JM8OTS JA8WNR JH8NNW JK8XBR JM8UUY JA8VKV

支部では、地震や風水害などの災害への備えとして、アマチュア無線家が非常通信や救命活動に貢献できるよう準備をしておくことが大切だと考え、非常通信伝達訓練及び救命講習会を開催いたします。今回は新たな試みとして、函館市消防職員による救命講習も取り入れました。最近119番をテーマにした番組があり、講習会参加者が多くなっているそうです。
通信訓練及び報告会、並びに救命講習会へご参加いただきますようご案内申し上げます。

1 非常通信伝達訓練
(1)日時  7月6 日(日) 10:00
(2)内容  非常通信ボランティアの訓練。基地局 JH8ZRL(145MHz FM)に訓練情報を送信。
       基地局は、護国神社下の函館市公民館に設置します。
(3)運用場所  可能ならハンディ機やモービル機で近隣の避難所から。ご自宅からでも構いません。通信内容は、了解度、位置、避難所の様子など。(通信メモをご利用ください。)
(4)参加対象  支部非常通信ボランティア(一般会員も歓迎)
(5)報告会  同日13:00、サンリフレにて開催
   報告会に先立ち、JA8CUH佐藤佳明様より、北海道南西沖地震の時の非常通信の様子及び、汐首に設置されております439.66のレピータについての講演も予定しております。

2 救命講習会
(1)日時  7 月8 日(火) 13:00
(2)場所  サンリフレ2F 和室
(3)内 容  消防職員指導による応急手当、心臓マッサージ、AED 使用法など(3 時間)。
(4)参加対象  支部非常通信ボランティア(一般会員も歓迎)
(5)その他  実習は無理のない範囲で可。函館市消防本部から受講証明書発行。
(6)申込  事前申し込みが必要です。10名程度ですが、あと若干名の枠あります。